ハレルヤ~! 安田遜です。
ぼくが初めて教会へ行ったのは、イースターの日でした。そのイースターと並ぶキリスト教の祭日と言えば、みんな大好きクリスマス!
クリスマスは、日本ではキリスト教由来の意味合いがなくなって、大切な人と過ごすお祝いの日になっています。寒さ深まる年末の、温かで幸せそうなあの雰囲気、ぼくも大好きです♪
ちなみに、12月24日をクリスマス・イブといいますが、「イブ」の意味はご存じですか? 実は英語の「イブニング(evening)」の略で、前夜ではなく、単純に「夜」の意味なのだそうです。
さて今回は、聖書の記事を紹介しながら、クリスマスの本来の意味について説明します。クリスマスはクリスチャンにとってもお祝いの日ですが、そのお祝いはだれに向けられているのでしょうか?
キリストの誕生をお祝いする日
物事の意味を知りたいときには、辞書が便利です。ということで、まずは「クリスマス」を『広辞苑』で調べてみましょう!
クリスマス【Christmas; Xmas】
(X は「キリスト」のギリシア語表記の頭字。mas は祭日の意)キリストの降誕祭。12月25日に行う。…聖誕祭。降誕祭。ノエル。
―新村出=編『広辞苑 第6版』
とあるように、イエス・キリストこそが、クリスマスの主人公なのです! ではなぜ、ぼくたちはイエス・キリストの誕生を祝うのでしょうか?
預言されていた救い主の到来
キリスト教をヨーロッパ発祥の宗教だと思っている方もおられますが、キリスト教は中東・パレスチナから全世界へ広まりました。その前身はユダヤ教で、宗教上、日没を一日の始まりにしています。
冒頭でイブについて触れましたが、12月24日を「クリスマスの
そして、2000年前のその日、ユダヤ人が何世紀も待ちわびていた、ある歴史的瞬間が訪れます。何人もの預言者を通して、神がユダヤ人に約束しておられた重大な出来事――それが、
キリストの誕生です!!
キリスト(Χριστός)とは「メシア(מָשִׁיחַ)」というヘブライ語のギリシャ語訳で、日本語では「救い主」と訳されます。旧約聖書には、この救い主の到来が神の約束として必ず実現する、ということが書かれているのです。
5見よ、このような日が来る、と主は言われる。
わたしはダビデのために正しい若枝を起こす。
王は治め、栄え
この国に正義と恵みの業を行う。
6彼の
代 にユダは救われイスラエルは安らかに住む。
彼の名は、「主は我らの救い」と呼ばれる。
―「エレミヤ書」第23章5~6節(新共同訳)
キリストは古代イスラエル国王・ダビデの家系に生まれ、ユダヤ人(イスラエル民族)を救いに導くのだ、と。そして、「イエス様こそ、旧約聖書で預言されているキリストだ!」と証明しているのが、新約聖書なのです。
新約聖書ではまた、キリストがお救いになるのはユダヤ人だけではないことも示されています。あらゆる民族がクリスマスを祝っているのは、イエス・キリストが「全人類の救い主」だからです!
ところで、「救い主」といいますが、イエスはいったい、ぼくたちをなにから救ってくださるのでしょうか? そのことについては、もう少しあとに綴ります。
12月25日はキリストの誕生日なのか?
先ほど、12月24日の日没から24時間の間にイエスが生まれた、と書きました。でも実は、イエスの正確な誕生日はわかっていません。
だから、クリスマスはイエス・キリストの誕生日だ、というのは間違いです。
クリスマスは、あくまでも「救い主の誕生をお祝いする記念日」。キリスト教会は、11月30日(聖アンデレの日)にもっとも近い日曜日から待降節(アドベント)に入り、クリスマスへのカウントダウンを始めます。
また教会暦では、12月25日をイエスの誕生日と仮定して、1月6日までをクリスマス期間と制定しています。年が明けても教会にツリーが飾られているのは、そのためです。片づけが面倒なわけではありませんw
- 12月25日 マリア、ベツレヘムで男の子を産む
- 1月1日 ヨセフ、男の子にを授けてイエスと名づける
- 1月6日 東方の三博士、イエスを訪ねて礼拝する
割礼男性器の包皮を切り取ること。神に選ばれたイスラエル民族の印として、生後8日目の男児に施すことが定められていた。
ここからは、イエスの誕生のストーリーを、聖書に沿ってご紹介します!
「おめでとう、恵まれた方」~受胎告知
まず最初は、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたことでも有名な、マリアへの〈受胎告知〉です。
その当時、マリアは10代前半、通説では12歳くらいだったと言われています。現代ではとても考えられませんが、新約時代のユダヤでは結婚適齢期で、マリアは同じ町に住む大工・ヨセフと婚約していました。彼女のもとに、ひとりの青年が現れて言います、
おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる
(ルカ1:28)
青年の名前は、ガブリエル。もうピンとこられましたか? ――そう、彼は人間ではなく、神から遣わされた天使です。天使と言っても、輪っかもないし翼もない、人間の男性とほぼ変わらない姿をしています。
彼は神からの伝言をマリアに伝えるため、地上に遣わされたのでした。マリアは突然のことに戸惑いますが、ガブリエルの次の言葉に、さらに戸惑いを深めます。
30すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。31あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。32その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。33彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」
―「ルカによる福音書」第1章30~33節(新共同訳)
マリアは処女であるのに男の子を授かり、その子は「いと高き方の子=神の子」と呼ばれるのだ、というのです。しかも、彼はイスラエルの王座を保証され、王として永遠に君臨するのだ、と(・∀・)マジッ!?
マリアはありえそうもないことに驚きながらも、わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように
(ルカ1:38)と、神の御心を受け入れました。
「この子は自分の民を罪から救う」~処女懐胎
ガブリエルの言葉どおり、マリアは婚約者・ヨセフと一夜をともにしないうちに、赤ちゃんを身ごもりました。おめでたいことのはずですが、ヨセフにとっては、絶対にあってはならないことでした。
マ、マリアのお腹にいるのは…わたしの子じゃないぞ。なんてことだ、マリアが姦淫の罪を犯すなんてっ!
ヨセフは、マリアがだれかと“不倫”をしたと思ったのです。それは無理もないでしょうが、彼がまっ先に気にかけたのは自分のメンツではなく、マリアの身の上でした。というのも、姦淫の罪は、死に値する重罪だったからです。
マリアを愛していたヨセフは、事が周囲に漏れないように、秘密裏に婚約を解消しようと決めました。そこへまたガブリエルが登場し、ヨセフの夢の中で〈処女懐胎〉の全真相を告げます。
20このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。21マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」
―「マタイによる福音書」第1章20~21節(新共同訳)
ヨセフは、マリアが罪を犯したのではないことを知りました。また、突然の妊娠は「聖霊=神の霊」によるのだ、ということも。ヨセフはガブリエルの言葉を受け入れ、マリアを正式に妻として迎えました!
さて、上記のガブリエルの言葉の中に、「イエスはぼくたちをなにから救ってくださる救い主なのか?」の答えが見つけられますね。
「この子は自分の民を罪から救う」
聖書には、人間はだれでも
罪を負った人間の魂は、そのままでは天国へ入れません。そこで、ぼくたちを愛しておられる神は、ご自分のを地上へ遣わし、ぼくたちの罪の償いを担う「身代わり」とされたのです。
罪についての詳細はコチラ
独り子三位一体の神の第2位格で、子なる神イエス・キリストのこと。父なる神と同一の神性を持ちながら人となり、人間の罪をあがなうために十字架につけられ、死んで葬られ、3日目に復活なさった。
キリストの再臨を待ち望む日々
晴れて正式に夫婦となったヨセフとマリア。彼らは、ユダヤを支配していたローマ皇帝の命令に従って住民登録をするために、先祖の町・ベツレヘムへと旅立ちました。そしてついに、「その時」が到来します!
「この方こそ主キリストです」~救い主の誕生
あいにく、ヨセフたちは宿を取ることができませんでした。住民登録にやって来た人々が、ほかに大勢いたのかもしれませんね。マリアが身重なのにもかかわらず、夫婦は仕方なしに家畜小屋で夜を明かすことになりました。
ところが、なんとマリアが産気づいてしまいます。出産の環境としては最低最悪だと思いますが、無事に男の子が生まれました。男の子は布にくるまれ、家畜のエサを入れるおけをベッドにしたのでした。
ちょうどそのころ、ベツレヘム地方の野原でも、驚くべき出来事が起こっていました。野宿をしていた羊飼いたちの前に、天使の大軍が現れたのです!?
10御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。11今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。12あなたがたは、布にくるまって
飼 葉 桶 に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」13すると突然、その御使いと一緒におびただしい数の天の軍勢が現れて、神を賛美した。14「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」
―「ルカの福音書」第2章10~14節(新改訳2017)
羊飼いたちは奇跡体験に心躍らせ、早速、「ダビデの町=ベツレヘム」へ向かいました。彼らは出会う人みんなに一部始終を話しながら、臨月の近そうな妊婦を見かけなかったかと尋ね歩いたのでしょう、マリアとヨセフの宿を探し当てます。
飼い葉おけの中に男の子を見つけたときの、羊飼いたちの驚きと喜びは、とても言葉では表せないほどだったと思います。何世紀もの間、民族を挙げて待ち望んだキリストがいま、貴族でも祭司でもない、身分の低い自分たちに姿を見せてくださったのですから!
「ユダヤ人の王を拝みに来たのです」~東方三博士の礼拝
こうして旧約聖書の預言が、ついに現実となって動きだしました。
ダビデを先祖に持つマリアとヨセフのもとで、見よ、おとめ(処女)が身ごもって、男の子を産み
(イザ7:14)という預言も、約700年越しに成就したのです!
男の子が生まれてから8日目、ヨセフはその子に
さて、キリスト誕生の預言が成就したことを告げる「星」が、パレスチナのはるか東の空に光りました。
その星を見逃さなかったのが、キリスト教のクリスマス物語で特に有名な、「三博士」または「三賢者」と呼ばれる占星術師たちです。3人というのは物語上の設定で、実際は大所帯だったと考えられています。
彼らは異民族であるにもかかわらず、ユダヤ人に語られた神の御言葉を信じ、光り輝く星によってキリストの到来を悟りました。そして、キリストを礼拝するために約1600㎞もの砂漠を越えてユダヤへ旅し、ヘロデ大王に謁見して来意を伝えます、
ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです
(マタ2:2)
三博士はキリストの生誕地がベツレヘムであることを知り、例の星に先導されながら、ついに幼いイエスのおられる家へたどり着きました。彼らはイエスの前にひれ伏し、商売道具である金品を贈り物として捧げたのでした。
ユダヤ人以外の民族にイエスの誕生が知らされたのは、イエス・キリストによる救いが全人類に与えられることの暗示です。また、やがてイエスが全世界の王となり、すべての民族に礼拝されることの予表でもあります。
〈三博士の礼拝〉の日は1月6日と仮定され、公現日(顕現日/エピファニー)と呼ばれています。キリストが公に姿を現された日、ということですね!
「然り、わたしはすぐに来る」~キリストの再臨
ここまで、イエス誕生のストーリーを時系列で紹介しました。さぁ、一気に2000年の時を超え、現代に戻りましょう٩( 'ω' )وシュウィーン!
クリスマスの準備期間を〈待降節〉と呼ぶことは、先述しました。「キリストの
アダムとエバ以来の、ぼくたち人間の罪によって、神と人の友好関係は破綻しています。その罪はまた、完璧完全につくられたこの世界にも影響を及ぼし、災害や疫病の発生を招きました。
イエスは十字架の上で命を捧げることで、ご自分をキリストだと信じる人の、罪の問題を不可逆的に解決してくださいました。そして、破壊された世界に神の支配を確立するため、やがてイエスはふたたび地上に来降されるのです。イエスは明言しておられます、
(黙22:20)
イエスは神の国を、またぼくたちの救いを完成させるため、全世界の王として再臨されます。イエスが再臨され、すべての被造物があるべき姿に戻ることこそ、ぼくたちの生きるこの世界のゴールなのです!
「マラナ・タ」~再臨を待ち望む祈り
イエス・キリストは神でありながら、ぼくたちの罪を清算するために人となり、十字架につけられ、死んで葬られ、3日目に復活なさいました。そして、イエスが昇天されてから、もう2000年以上の時がたっています。
数えきれないほどのクリスチャンが、イエスの再臨を待ち望みながら、その瞬間に立ち会うことなく召されていきました。でも、聖書の預言と寸分たがわずに生まれ、生き、死・復活・昇天を経られたイエスは、必ずふたたび降って来られます。
「マラナ・タ(מָרָנָא אֲתָה)」という言葉があります。
アラム語で「主よ、来てください」という意味で、イエスの再臨を願う祈りです。やがてぼくたちが神の国で永遠の命を楽しめるようにと、イエスはぼくたちを救うためにこそお生まれになりました。
クリスマスとは、ぼくたちを罪から救うためにお生まれになったイエス・キリストの誕生を喜び、その再臨を思い起こす日です。そういう意味では、クリスチャンにとっては、毎日がクリスマスなのです(≧∇≦)
起源・由来とデコレーション
最後は、話題をガラッと変えましょう。
クリスマスと聞いてまっ先に思い浮かぶのは、キラキラと華やかなデコレーションや、お楽しみのクリスマス・プレゼントだと思います。
そこでここからは、サンタクロースのモデルやクリスマスの飾りつけなどについて、諸説あるうちのいくつかを簡単に紹介していきます!
クリスマスの起源
クリスマスの起源は、4世紀ごろに遡ります。クリスマスが12月25日に制定されたのには、なんとペルシャ由来の宗教で、太陽神をあがめるミトラ教が関係しているのだそうです(゜A゜)ミトラララ…
12月25日は、太陽神・ミトラの新生を祝う「冬至の祭り」が行われたのだとか。
イースターもそうですが、イエス・キリストを祝う記念日が、異教の祭りの“パクリ”というのはおもしろいというか、なんだか悔しい気もしますねw
サンタクロースのモデル
クリスチャンとしてもうひとつ悔しいのが、キリストを差し置いて(←言い方)スポットライトを浴びている、サンタクロースの存在。
ぼくは小さなころ、ケンタッキーのカーネル・サンダースがサンタさんだと思い込んでいました。もちろん違って、ニコラウスという聖職者が、サンタクロースのモデルだと言われています。
〈デイリーブレッド〉というクリスチャン向けサイトには、ニコラウスの物語が短く紹介されています。
ニコラスという人が、貧しい父親について耳にしました。3人の娘たちに十分食べさせることも、婚礼の準備もできません。そこで、秘密裏に助けようと、金の入った袋を窓から投げ入れました。するとそれは、靴や靴下を乾かしていた暖炉の床に落ちました。
この親子にとって、ニコラウスからの贈り物は最高のプレゼントになったでしょう。驚きと喜びの入り交じった表情が目に浮かびますね!
まぁ、ぼくたちにとっての最高のプレゼントは、もちろんイエス・キリストですが(〃▽〃)
デコレーションの意味と由来
クリスマスシーズンには、街じゅうがきらびやかな飾りつけで彩られます。それは、全国のキリスト教会も同じ。あなたの住む地域にある教会を、ちょっとのぞいてみてください(のぞくだけじゃなくてもいいんですよw)。
教会は11月末~12月初めの待降節から、キリストを迎える準備として会堂のデコレーションを始め、翌年1月6日まで飾っておきます。それらの飾りの起源や意味について、短く解説します!
アドベントクランツ
待降節はクリスマス・イブまでの4週間で、その期間に4回の礼拝が行われます。会堂には〈アドベントクランツ〉という円形のローソク台が置かれ、礼拝ごとに1本ずつローソクをともしていきます。
合計で4本あるローソクを4週間かけてともしながら、「世を照らす光」であるキリストの再臨を待ち望むわけです。そしてそれらのローソクは、それぞれ「希望・平和・喜び・愛」という、キリスト教の概念を表しています。
アドベントクランツの発祥はドイツの教会とされ、もともと祭壇の上の天井から吊り下げられていたそうです。それが一般家庭に普及する中で、テーブルの上に置かれるようになったといいます。
クリスマスリース
次に紹介する〈クリスマスリース〉は、一説ではアドベントクランツから派生したと言われています。いまさらながら、アドベント(Advent)は英語で「(キリストの)到来」、クランツ(kranz)はドイツ語で「花輪」「花冠」という意味です。
キリストが十字架刑のときにかぶせられたイバラの冠のイメージとして、トゲのあるヒイラギの葉が、クランツに使われるようになりました。常緑樹であるヒイラギは、「永遠」を表すのだそうです。
このクランツをテーブルに置くと食事のときに邪魔になるということで、ローソクをはずして壁にかけたものが、クリスマスリースの始まりだとされています。邪魔言うな(=_=)
クリスマスツリー
クリスマス飾りの代表格〈クリスマスツリー〉は、宗教改革で有名なマルティン・ルターに逸話があります。ある夜、木の枝のスキマから見える星空にいたく感動したルターは、ローソクで飾ったツリーを教会に設置したのだとか。
それがクリスマスツリーの由来かどうかはわかりませんが…ローソクに代わって電飾が施されるようになったのは、エジソンの発明した白熱電球を宣伝するためだった、という説があります。
また、ツリーの頂上に飾られる星は「ベツレヘムの星」と呼ばれます。三博士を幼いキリストのもとへ導いた、あの星を象徴しているのです!
キャンディーケイン
紅白のしま模様が特徴的な〈キャンディーケイン〉は、羊飼いの杖の象徴です。キリストはご自分をわたしは良い羊飼いである
(ヨハ10:11)と言っておられます。赤は十字架上で流された「キリストの血」を、白は「天国」を表しているそうです。
オーナメントボール
ツリーの飾りつけでよく使う球状の飾りを〈オーナメントボール〉といいます。現在はプラスチック製のものが主流ですが、昔はリンゴを飾っていたそうです。アダムとエバが食べてしまった“禁断の実”を象徴するとともに、幸せと豊作を願って飾られるようになりました。
クリスマスカラー
最後は、クリスマスを華やかに彩る色についてです。クリスマスと言えば、赤・白・緑の3色が一般的だと思います。これはそれぞれ、「キリストの血・純潔または天国・永遠の命」を表しているとのこと。
まとめ
- クリスマスは降誕日ともいい、ぼくたちの罪をあがなうためにお生まれになった救い主、イエス・キリストの誕生を祝う日である
- 11月30日(聖アンデレの日)にもっとも近い日曜日から待降節(アドベント)に入り、クリスマスへのカウントダウンが始まる
- クリスマスは、やがて訪れる「イエス・キリストの再臨」を思い起こす日でもあり、キリスト教三大祭日のひとつである
一年の終わりを華々しく飾る日として、日本でも盛大に祝われているクリスマス。この記事では、そのクリスチャンにとっての意味を、イエス・キリストの誕生のストーリーと併せて綴りました。
今回の記事をきっかけに、「この年末は教会の礼拝に参加してみようかなぁ」と思っていただけたら、そんなにもうれしいことはありません。大歓迎ですから、ぜひお近くの教会を訪ねてみてください!
ノンクリスチャンのあなたも、いつかクリスマスのお祝いの席にキリストをお迎えしてくださいますように、心から祈っています。アーメン。
今年のクリスマスは、ぜひ聖書を手に取ってみてくださいね~(*´ω`*)
- 『聖書 新共同訳』(日本聖書協会)
- 『聖書 新改訳2017』(新日本聖書刊行会)
- 新村出=編『広辞苑 第6版』(岩波書店)
- デイリーブレッド(Our Daily Bread Ministries)
- Pexels
- バルトロメ・エステバン・ムリーリョ(パブリック・ドメイン|ウィキメディア・コモンズ)
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